CASE STUDY

今回のインテリアコーディネーター足永 和子さん(duck net work主宰)

あしえ・かずこ北海道出身。20代の頃からインテリア業界に入り、空間デザイン研究所や建築事務所、住宅メーカーでインテリアコーディネートを担当。「コミュニケーションが大好きで、出会いと感動のあるこの仕事は私にとって天職」と語る。現在、トータルコーディネーター集団「duck net work(ダックネットワーク)」を主宰し、お客様の幅広いニーズに応えている。

「伝統素材と革製品が共鳴し合う店」鞄のいたがき

リビングダイニング:ビニールクロス下地、アレスシックイ標準塗装

娘さんはまだ、小さな赤ちゃん すくすく育ってくれる室内住環境に

 今回の施主は、今年娘さんが生まれたばかりのKご夫妻。結婚当初から現在のマンションに住んでおられたそうですが、赤ちゃんが生活をするようになって、改めてインテリアを考え直したいという思いがあったのだそうです。「住空間のプロに相談をしたいと思った一番のきっかけが、湿気の問題でした。入居時から湿気や結露が少し気になってはいたのですが、娘と一緒に暮らすようになるため、子どもの健康を考えた空間にしたいなと感じて・・・」と、取材中も娘さんをあやしながら奥様は当時を振り返ります。そこで、足永さんにインテリアの改善を相談。足永さんはK邸に伺ってすぐ、「空気の質と彩りを両立させましょう」とコーディネートプランを考え始めました。 
「奥様が仰るように、やっぱり第一に赤ちゃんに優しい空間に。そして同じぐらい大切なのが、これから子育てをして一日中家にいる奥様自身が心地良いと感じる空間にすることです」。奥様と同じく娘を育て上げた経験を持つ母としても、良い提案をしたかったと足永さんは語ります。

「壁を使って、空気の質と彩りの両方を変える“魔法”」

 足永さんが着目したのは、2LDKの間取りを仕切る白い無造作な“壁”でした。「今は間仕切りの役割しか持たないこの壁をうまく使いたい」と、考えを巡らせ、壁紙に直接塗装ができて調湿、抗菌・抗ウイルス機能を備えた漆喰塗料『アレスシックイ』の活用を検討したのだと言います。「さらに『アレスシックイ』は、配色が白に限定されるのではなくカラーバリエーションがあることを知り、それを生かしたコーディネートに取りかかりました。」

書斎キーカラー:ライトグリーン

 足永さんが実践したアイデアは「部屋ごとにキーカラーを決めて、LDKと2部屋のメインウォールにはそのカラーに合ったアレスシックイを塗る」というものでした。リビングはライトグレー、寝室はライトブラウン、そして将来の子ども部屋となる書斎はライトグリーンにして、仕上げにアレスシックイを塗装しました。



寝室キーカラー:ライトブラウン

 「いつも必ず各部屋のメインウォールに塗るアレスシックイの色見本をカバンに忍ばせて、カーテンやファブリック、小物を選んでいきました。部屋を行き来するだけで色の世界が変わって、気分が一新されるような住空間にしたかったのです。」と、足永さんは提案最中の思いを振り返ります。



リビングキーカラー:ライトグレー

 メインウォールに塗ったアレスシックイは見事に部屋ごとの世界を際立たせ、コーディネートしたファブリックや小物の存在を引き立てる役割を果たしました。「部屋すべてをその色に染めるのではなくアクセントとしてメインウォールに用いたことで、今までは何の存在感もなかった壁を主役にすることができたと思います」と足永さん。「空間の彩りと自然素材の持つ力で、赤ちゃんと母親にとっての住み心地と、これから子どもが大きくなったときも楽しく快適に過ごせるような空間」を、足永さんはとても入念にプランニングをしていったといいます。


「部屋も空気も、見違えるほど新鮮に」

 「施工が終わって初めて自宅に戻ったとき、本当に自分の家かというくらい新鮮に感じました。」と、当時を振り返る奥様は本当に嬉しそう。特に、各部屋にキーカラーを決めてアレスシックイを塗ったメインウォールがお気に入りで「室内を移動するのが楽しくなった」と表情をほころばせてくれました。入居当初は湿気に悩むことも多く、結露やカビなどが室内の空気に悪い影響を与えないかという心配もなくなり、以前より部屋にいるひとときが楽しくなったと話す奥様。アレスシックイを塗った各部屋の壁は、赤ちゃんとお母さんの生活を支える役割を新たに担ったようです。「アレスシックイの機能性が今回のインテリアコーディネートには欠かせませんでした。調湿、抗菌・抗ウイルス機能がこれから果たしていく役割は大きい。でも何より、奥様がより楽しく生活できる空間を提供できたことが、私は一番満足です。だって、子どもの健やかな健康に最も必要なもの。それは、お母さんの笑顔ですから」
取材中、奥様の胸で眠ってしまった生後5ヶ月の赤ちゃん。そして静かな寝息をたてる彼女をそっとベッドに寝かせて家事に戻る奥様を、個性と機能を与えられた壁たちはこの先ずっと静かに見守っていくことでしょう。


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