CASE STUDY

CASE STUDY 004

田中 晴代さん(東京ガスリモデリング)

たなか・はるよ住宅のリフォームを手がける東京ガスリモデリング株式会社に8年間勤務。二級建築士の資格を持ち、設計からインテリアコーディネートまでを幅広く手がけている。現在、一級建築士の資格取得に向け猛勉強中。

東京ガスリモデリング(株)
TEL:0120-33-4937  FAX:03-3847-1153  HP:http://tgrm.jp

「ペットのにおいが消えた家」(M邸)

築後38年経過したマンションをスケルトンリフォーム。間取りから大きく変更し、内装と設備を一新した。LDKワンルームは落ち着いたイメージに。大きな壁面にはコテ仕上げによる意匠が施されおしゃれな空間になった。
塗装:ビニールクロス~アレスシックイシーラー~アレスシックイ(厚膜タイプ)~アレスEZクリーン(汚れ防止)
床:ウールカーペット

「“におい”が気にならない新しい住まいを」

壁:塗装ビニールクロス~アレスシックイシーラー~アレスシックイ(厚膜タイプ)~アレスEZクリーン(汚れ防止)
コテ仕上げによる意匠は高級感があり、ビニールクロスの時とは全く違う空間になった。

 今回、田中さんが手がけた住まいは、東京都内にあるお寺の参道沿いに建てられた築38年のマンションに住むM邸。入居時にスケルトンリフォームされ、レトロな外観とは対照的に、室内はモダンな居住空間に生まれ変わりました。その住まいに暮らしているのは、書籍の装丁を手がけるデザイナーのご主人と、奥様、次女、そして犬と猫。


玄関の扉を開くと、早速、ミニチュアダックスフントのピンキーが出迎えてくれます。その後ろには、猫のセスが気ままに部屋を行ったり来たり。家族全員が動物好きで、2匹のペットとの生活を心から楽しむM家ですが、以前暮らしていた一軒家では、ペットのにおいが少し気になっていたそうです。


「今回のリノベーションの相談を伺ったとき、M様からは2つの具合的な課題を頂きました。
・ペットの臭いが気にならないよう、消臭効果のある材料を使ってほしい。
・骨組みだけ残して内装や設備をまるごとフルリフォームを行うスケルトンリフォームを行い、
収納をたっぷり確保してほしい。

間取りやインテリアのご提案はもちろんこれまで幾度と行ってきましたが、"におい"についてご相談されたのは初めてでした。『においが気にならない住まいにするにはどうすればよいか』について、ずいぶん考えました」と田中さんは当時を振り返ります。


「厚塗り漆喰とアクセントカラーで室内をお洒落に」

 大切なペットといつまでも快適に生活できるよう、今回のリノベーションにおいて"におい"の改善は最優先事項。田中さんは建材を用いた消臭の手段をいろいろと検討しはじめました。その結果、室内をとりまく壁材にその機能を持たせて、室内全体の空気を改善しようと"漆喰塗料"に着目。「そもそも漆喰は多機能な伝統素材として日本家屋で重宝された素材。その機能をそのまま現代住宅の内装にも活用できる塗料があると聞いて、興味を持ちました。施工法も、他の塗料と同様にローラーで塗装でき、想像以上に手間もかかりません。」

 「漆喰塗料であるアレスシックイをご提案するのは、今回のご提案が初めてでした。しかし、室内で飼われているペットのにおいは、消臭剤などで完全に消えることはありませんしあまり成分の強い消臭剤はペットにもよくないはず。何か新しい手法が必要だなと考えていた中から、やはり漆喰塗料での消臭対策を今回の課題解決方法としてご提案しました。」と田中さん。Mさんご家族からも「それならぜひ使ってみたい」というお返事をいただき、リビング・ダイニング、キッチン、洗面所から食料庫まで、ほぼすべての壁面、天井にアレスシックイを施工する計画を立てました。

塗装:ビニールクロス~EPシーラー~アレスエコクリーンマット(日本塗料工業会:F77-60P)2回塗り
ローラー仕上げなので簡単に施工できました。お嬢様も「次は何色に塗ろうかな」とカラフルなインテリアが楽しくて仕方ない様子。


「でも、ただ普通に使うのも工夫がない・・・」と、デザインにこだわりのあるMさんご家族との打合せはさらに進行していきます。田中さんはまず、リノベーション前に剥き出しになっている壁面に直接アレスシックイを塗装する方法を検討。しかし、壁面には壁紙の剥がした跡などが残ってしまっていて、直塗りでは後の仕上がりに影響が出てしまう可能性がありました。「ご主人や奥様と打合せをして、もう一度一般的な壁紙を施して、その上からアレスシックイを塗装しようということになりました。壁紙に上塗りしても同じ機能を発揮するのがアレスシックイの特徴でもありますし、その方が意匠性も高まるので。」さらに田中さんは、リビングには厚塗り漆喰を提案し、コテ仕上げによる様々な仕上げ模様の中から奥様が気に入った仕上げを採用しました。

 また、「壁の一部分だけ、アクセントカラーを使いヨーロッパの女の子の部屋みたいにしたい」というお嬢様のご要望にお応えして、子ども部屋には調色対応によりあらゆる色と艶を再現できる塗料のアレスエコクリーンを使用。お部屋を拝見すると、きれいなブルーの壁はまるでヨーロッパのお洒落なインテリアを思わせるアクセントに仕上がっていました。

「お嬢様は普段からヨーロッパのインテリア雑誌などを見て憧れを持たれていたようで、今回のリノベーションではなるべくその理想に近づけてあげたいと思っていました。特にメインウォールの色には私もお嬢様もこだわりがあって、決まるまで3回も塗り見本を作って入念に決めておりました」。

材質:木目調のポリ合板
サイズ:幅2760mm×高さ2400mm×奥行き270mm
合板の色は他の建材の色味と合わせて選定、収納としての機能だけでなく書籍の装丁デザインを手がけるご主人の作品をディスプレイできるようインテリアにも配慮。

 田中さんが、さらに住人の生活スタイルを考えて提案したのは、ご主人の書斎兼仕事部屋。書籍の仕事をされるご主人のため、壁面には作り付けの素敵な本棚が設置されていました。「もともとの間取りでは和室だった場所を仕事部屋として有効活用するために、ご主人にとって居心地の良い空間を追求しようと思いました。まず、仕事に集中していただけるよう、なるべく生活空間と切り離して設計を検討しました。一方で圧迫感が生まれてはいけないので、ベランダからの採光を多く配慮し、いつも明るい光がここにもふり注ぐようにリビングとの堺の扉は半透明の素材を使った引き戸にしました。また、帰宅後にする仕事に取りかかれるよう、玄関から直接行き来できるよう新しい動線も作り、玄関へ続く扉も半透明の素材に。その結果、玄関にも光が差込んで、以前よりも明るくなりました」。


「においと湿気が解消、ペットの居心地も良好?」

マンションの玄関は暗くなりがちですが、書斎から光が入るので明るい玄関になった。

 消臭の工夫とともに、間取りの設計で田中さんがもう一つこだわったのが玄関に入ってすぐのクローゼット。「ここには、靴だけでなく、コートなどの衣類も収納できるスペースを作りたかったのです。でも、靴からの臭いがコートに移らないか、普通は心配ですよね。しかし、ここの壁面にもアレスシックイを使っているのでにおいの心配はまったくありませんでした。」実際に暮らし始めてみても「靴の臭いはまったく気にならないし、靴のカビも全く心配なかった」と奥様も喜んでおられ、"においの解決"と"収納力のアップ"という2つの課題を、田中さんはアレスシックイを活用することで解決へと導きました。


玄関から靴のままクローゼットに入れ、中で靴もコートも脱ぐことができます。壁はアレスシックイの効果で、靴のニオイも気になりません。

 一番のお悩みだったペットの臭いについては「お客様が来ても、はじめはペットがいることに気付かないぐらい、においが気にならなくなりました」と奥様もにっこり。また、アレスシックイの調湿機能も発揮され、冬場の窓まわりの結露もなく、梅雨時期も室内に干した洗濯物が乾いてしまうぐらい、湿気改善にも役立ち、その効果を実感されたのだと言います。一部、厚塗り漆喰を使うことによって、風合い豊かな生活空間を実現するとともに、悩みだったペットのにおいが解消されたM邸。ピンキーとセスが仲良く壁際で居心地良さそうに寝転んでいる姿がとても印象的でした。

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