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COLUMN:ペイント探訪 approach.2:株式会社ひかり塗装

ペイント探訪 approach.2:株式会社ひかり塗装

日本の住まいをデザインペイントでもっと楽しく、おしゃれに、カラフルに。そんな想いをたくさんの方に知っていただくため、新コーナーが誕生しました。その名も『ペイント探訪』!
 日本の住まいは、まだまだ白い壁、白い天井が大多数を占めていますが、インテリアに合わせたカラーリングや個性的なデザインを楽しむ方も増えてきています。そこで「百聞は一見に如かず!」とばかりに、実際に建てられている魅力あふれる物件を訪問し、皆さんへご紹介しようというのがこのコーナーです。

ペイント探訪の二回目は、家具や什器の塗装をはじめ、店舗の内外装まで手掛ける「株式会社ひかり塗装」の素敵なペイントショールームをご紹介します。

株式会社ひかり塗装

 株式会社ひかり塗装は、家具の塗装職人だった創業者が昭和39年に設立した会社です。現在、家具の塗装はもとより、店舗を中心とした建物の内外装や什器、ディスプレイの塗装仕上げなど、幅広く手掛けられています。
 「当社はこれまで、いろいろな種類の塗装に携わってきました。職人も30人おり、中にはエイジングや絵画的なものを描ける者もいます。そうした技術やさらに新しい技法も取り入れて皆さんに見ていただきたい、人とのつながりをもっと広めたいと考え、『ペイントショールーム』を作りました」
 そう話してくださったのは二代目社長の小渕主仕さん。今回は小渕社長の案内で、2018年4月にオープンしたペイントショールームを見せていただきました。

 

柔らかなヒーリングの空間、淡い空の表現はボタニカルなどとの相性もよく、老若男女に好まれることでしょう。

 ショールームに入ってすぐ目に飛び込んできたのは、壁面いっぱいに描かれたデザインペイントです。

事務所入り口ドア前の壁

 「ここはもともと倉庫として使っていた場所で、UV塗装の工場でもありました。その機械に鯨が描かれていたことから、海をテーマにしたものを描きたいなと話し合ったのです。そこで『SPACES.vol14』で紹介されていたデザインにグラデーションを組み合わせたら面白いなということになり、関西ペイントの協力のもとサンゴと海のイメージを完成させました」
 メインとなるブルーにPXI’sのDeep Sea Reefを使ったことから、この壁面のタイトルも<Deep Sea Reef>と付けられています。
 壁面の少し離れたところからプロジェクターで原画を投影し、チョークで輪郭を写してから3日ほどで完成させたそうです。さすがプロのスキルですね。

 <Deep Sea Reef>の隣には<デザインコンクリート>のコーナーが続いていました。レンガやコンクリートブロック風に仕上げた意欲作です。

柔らかなヒーリングの空間、淡い空の表現はボタニカルなどとの相性もよく、老若男女に好まれることでしょう。

 「この石段も右側の木も、中は発泡スチロールです。外側はコンクリートで造形して色を付けています。本物より軽くできていて、店舗などの内装デザインにときどき取り入れています」と小渕社長。ひょっとしたらどこかで目にしているかもしれませんが、街中で見かけてもフェイクだとは気づかない完成度です。

柔らかなヒーリングの空間、淡い空の表現はボタニカルなどとの相性もよく、老若男女に好まれることでしょう。

 <デザインコンクリート>の次は、素材自体に特徴のある<テクスチャーペイント>のコーナーです。 アンテコスタッコ、イタリアン漆喰や珪藻土などで違いを表現したり、ステンシルをしたり…。 「同じ材料を使っても中塗り、上塗りで表現を変えられるので、コテで仕上げたものやローラー&ローラーで仕上げたもの、ローラーで塗った上からハケで仕上げたものなど、工法や色を変えて違いを見せています」
  専門家でなければ言葉で説明されてもその違いは理解できませんが、こうして見比べられると分かりやすく、ペイントの奥深さがとてもよく伝わってきます。

柔らかなヒーリングの空間、淡い空の表現はボタニカルなどとの相性もよく、老若男女に好まれることでしょう。

  次のコーナーはいよいよ<デザインペイント>です。
 「今までコテでしか塗れなかった漆喰がローラーで塗れるようになった、関西ペイント一押しの漆喰塗料とPXI’sを使って、デザインできる壁を作りました」

柔らかなヒーリングの空間、淡い空の表現はボタニカルなどとの相性もよく、老若男女に好まれることでしょう。

 左側は麻布のような風合いを表現したドラッギング仕上げ。右側は『SPACES.vol18』で紹介されていたデザインを再現したものです。
  「入口の<Deep Sea Reef>と違い、壁面までの距離がなかったためプロジェクターが使えず、工場長がフリーハンドで下書きして職人たちが色付けしました。ここは結構苦労しました」と当時を振り返られる小渕社長。山の部分はマスキングをせず乾きを考慮して、一色置きにフリーハンドで塗っていったそうです。ダイナミックな山脈の構図が見事に再現されています。もし、こんなデザインペイントがベッドルームの壁に描かれていたらハイジの気分で爽やかな夢が見られるかもしれませんね。

 

 ここで小渕社長から「外も見学してみてください」と声をかけられ戸外へ出てみると、いま通ってきた建物の外観に<デザインコンクリート>のコーナーで見た塗装が施されていました。

柔らかなヒーリングの空間、淡い空の表現はボタニカルなどとの相性もよく、老若男女に好まれることでしょう。

 もともとは階段の向こう側のような普通のサイディング壁だったそうですが、ヨーロッパ風の石積みやレンガ積みのトロンプルイユ(だまし絵)が描かれていて、そこだけ異空間になっていました。
 「これはまだ完成ではなく、これから敷地内の建物にエイジングなどをかけて、もっと面白い空間にできればと思っています。路地を一つ入ればテーマパークのような別空間がある。数年後には完成させたいですね」と夢を語られていました。

 

事務所入り口ドア前の壁

 ショールーム内には、他にもマグネット塗料や黒板塗料、木が金属になる塗料など、面白い機能を持った塗料を紹介するコーナーがあったり、別棟にある木工塗装専門の工場で実際に施工された店舗の塗装サンプルが並べられていたり、情報が盛りだくさん煮詰まっています。これから家を建てたい、リフォームしたいと考えている人にとって、ぜひ見ておきたいショールームです。

 「完成させたい家のイメージがまだ漠然としている方でも、ぜひ見学に来てください。個性的にしたい、どこかにデザインペイントを入れてみたいという思いと一緒に、いろいろ考えて提案もできるので」と小渕社長。一般の方でも事前に電話予約をすれば、今日のように説明を聞きながら見学できるそうです。皆さんもぜひ足を運んでみてください!

事務所入り口ドア前の壁

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