HOW TO

KNOWLEDGE

塗装工事の基礎知識

塗装工事

インテリアコーディネーターが知っておきたい、インテリア塗装のポイント。

最近、一般住宅のリフォームで、内装を塗装仕上げにするケースが増えてきています。塗装仕上げは、独特な風合いで生活空間を上質に演出してくれるからでしょう。また、その見た目の美しさだけでなく、調湿機能やホルムアルデヒドなどのアレルゲンを除去する機能など、多機能な塗料が登場していることもその理由にあるでしょう。生活空間の空気の質を改め、機能性を加味した仕上げ材料を選択することも、今日のインテリアコーディネーターに求められる役割です。そこで、塗装工事の基礎知識を高めて、提案の幅を広げてはいかがでしょうか。リフォームで塗装仕上げを提案する際は、施主の日常生活に配慮した段取りをするため、工事担当者と入念な事前調整を行うことが大切です。また、塗装作業においては「養生」「下地調整」という工程が、美しい塗装空間を仕上げるためにとても重要なポイントなります。塗装工事の流れを理解して、スムーズな施工をサポートしましょう。


塗装工事の流れ

着工前

着工前
塗装工事関係者が集まり、養生と塗装、そして完了までの流れ、他注意事項などについて入念な打ち合わせを行って工事がスタートします。

養生

養生
塗装に先だって、開口枠、モールディング、スイッチプレートなど塗らない部分をマスキングします。また、塗料が付着しないように家具や照明器具、床面等をしっかりシートで養生します。

塗装

塗装
下地調整

塗装前に、まず経年で傷んでしまった下地を調整する作業を行います。この作業によって、塗装部位の仕上がりが大きく変わります。

壁面のへこみをパテで補修。壁紙が浮いている箇所を補修。クロス仕上げ部の補修が難しい箇所は、部分張り替えを行います。下地のクラック部分に補強テープを貼ります

シーラー塗装(下塗り)

下地の隠ぺいや、ブリード(ヤニなどのシミ出し)を防ぎ、下地と塗料を完全に密着させるために行います。

上塗り(1回目)

シーラー塗装の後、乾燥させてから1回目の上塗りを行い、再び必要時間乾燥させます。

上塗り(2回目))

膜厚を上げ塗りムラのないきれいな仕上げ面とするために、2 回目の上塗りを行います。

塗装

工事完了

工事完了
塗装工事の完了検査に立ち会い、不具合箇所の改善が済んでから、家具、カーテンなどインテリアを生活できる状態に戻して、トータルな仕上がりを確認します。

着工前のポイント|着工前に、工事中の施主の生活への配慮事項を工事担当者に伝える。

リフォームの内装工事の場合は日常生活を送りながら工事をするケースがありますから、施主様への配慮すべきポイントを整理して、工事担当者へ伝達しておくと良いでしょう。

塗装箇所の入念な確認・打ち合わせ

着工前のポイント
一般的に塗装しない箇所として、サッシ廻り、スイッチプレートなどがありますが、それ以外に室内のモールディングなどが含まれる場合があります。このような箇所は、モールディング類や化粧エレメント等は塗り残すのか、それとも新しい塗装に合わせて塗りかえるのかを綿密に決めて指定します。

整理・収納方法の改善プランを提案

着工前のポイント
お部屋の塗装工事の際は家具などの移動がつきものです。特にリビングやキッチンは普段移動することがない家具や収納ラックなどを移動することになります。それまでの生活でモノが増え、雑然とした生活空間になっている場合もあり、収納計画を見直す絶好の機会となります。作り付けの収納家具などの提案をすることで、整理された心地よい空間へと生まれ変わることでしょう。

養生時のポイント|家財の移動や保管場所についても、事前に確認を。

養生をはじめる前に、スムーズに塗装工事をするために家財を移動しなくてはなりません。あらかじめ工事担当者と打ち合わせ、「他の部屋に運び出すもの」「部屋の中央にまとめておくもの」などを仕分けておきましょう。

「保管場所」と「養生するもの」は要チェック!

養生時のポイント
リビングなどでは、チェストやラックやピアノなど移動が困難な家財がたくさんあります。このような場合は、部屋の中央にまとめて保管し、しっかりと養生します。
一度、養生してしまうと「あの道具を使いたい」と思っても、取り出しが困難になりますので、養生を始める前には、塗装工事中に使いそうなものをチェックして出しておきましょう。

塗装時のポイント|工事への配慮と、施主の生活への配慮の両方を考える。

塗装工事を始めるにあたっても、あらかじめ配慮しておくべきポイントがいくつかあります。「工事をスムーズに進行させ、最低限に抑える」という意味でも、事前の確認はとても大切です。

施主の「生活動線」と、工事関係者の「工事動線」の分離

着工前のポイント
工事期間中は、工事を行う担当者が行き来する「工事動線」と、日常生活を送る施主の「生活動線」の2つがあり、工事関係者へ指示しておく大切なポイントとして、「工事動線」と「生活動線」がなるべく重複や交差しないよう工事関係者と工程表を確認しながらチェックすることをおすすめします。また、工事に必要な塗料や工具の保管場所についても、生活動線に支障をきたしていないか確認しておくとよいでしょう。

塗装工事期間中の仮照明の設置

着工前のポイント
工事箇所によっては、施主様が生活のためにどうしても通らないといけない場所などがあります。工事中は塗装の妨げとならないよう照明器具を取り外すことが多いため、そうした場合は施主様に配慮して仮照明を用意するよう、工事担当者へ伝えておきましょう。

換気方法の確認

最近の水性塗料はほとんど「におい」がありませんが、中には「におい」に敏感な方もいるので配慮しておくことが好ましいでしょう。塗装工事の際ににおいがこもらないよう換気をしておくことも重要ですが、夜間の換気についても気をつけておきます。例えば、工事期間中、夜間は防犯上支障のない所の窓を開けておいたり、キッチンの換気扇をまわしておくなど、施主様にアドバイスしておきましょう。

工事完了にあたって|塗装箇所のチェック

塗装工事後には、塗装箇所のチェックをしておきます。また、以後のメンテナンスも考え、余った塗料は適切な容器に保管をして施主に提供するよう工事担当者へ事前に伝えておきましょう(※塗料によって使用期限が異なりますので、いつまで使用が可能かについても。事前に確認をしておきましょう)。

完全に乾燥するまで、ソファなどの家具を塗装面に密着させないよう施主様に伝えておきましょう。

タッチアップ用に、少量の塗料を適切な容器に入れ、施主様に提供しておきましょう。

What's PXI

PXI MTG

CASE STUDY

HOW TO

COLUMN

Q & A

EVENT